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2004.09.18 ストックホルム



目を覚ましても醒めない夢の中にいるような感覚。

今日は私たちにとってスウェーデン一番の見所「森の火葬場」へ行きます。
いつもより早く起きてMiss Dottieを満喫しつつ身支度。


スウェーデンテレビの朝は遅くて
まだカラーバーでした。
今日は別の部屋に移るので
Miss Dottie ともお別れ。


朝食を食べ荷物を預けて地下鉄へ。


朝の混雑の後だからか新聞が散乱。
乗ってきた乗客はそれを広げて読んでます。
合理的と言えば合理的。
途中から地上に出ました。


20分くらいでSkogskyrkogarden駅に到着。
やたら落書きされてる電車だった。


駅を出て緑のアーケードを歩く。
すでにもうドキドキ。


数分後「森の火葬場」入口に到着。 出迎えてくれたのは
石畳の小径に寄り添うように立つ十字架。
なんかもう泣きそう。


美しい見事なランドスケープに言葉が出ない…。
1994年に世界遺産に登録されています。


「森の火葬場」はスウェーデン語でSkogskyrkogarden(森の墓地)。
Erik Gunnar Asplund(エリック・グンナー・アスプルンド)とSigurd Lewerentz(シーグルド・レヴェレンツ)によって設計され、広大な敷地に礼拝堂、火葬場、納骨堂、墓地があり、25年かけて作られました。25年て!

E.G.アスプルンドはこのプロジェクトをライフワークとし、完成した1940年に他界、自身もこの墓地に眠っているという。なんて運命なんだろう。素敵すぎ。


ゆるやかな芝の曲線が目にも足にも心地イイ。


天に向かう彫刻。
トップライトが天国ぽい。
十字架を映す池。


今まで見たことのある十字架は、教会の屋根とか看板にある記号的な役目を持つ十字架や、チャペルの正面に堂々と掲げられている十字架だった。でもこの十字架は「おかえり」という感じで優しくそこに居てくれる。存在感はあるのに自己主張はしていない。あくまでここは人間が還る場所なんだと思う。


老夫婦が丘の上に登って行ったので
私たちも登ってみました。
登り切って振り返ると森を突き抜ける1本の道。
そしてこの墓標(?)の上にはバラが置かれていました。


この森も全部、設計されて作られたもの。でもそれを感じさせないとこがすごい。
突き当たりまで行ってみることにしました。


高い木々の上からは鳥のさえずりが聞こえてくる。 木の間にお墓が整列。


切り花が供えられてるのではなく
鮮やかな花が植えられている。
ギャ!ウンチ踏んだ!
と思ったら松ぼっくり。


木の幹には巣箱が。 片隅にはロシア正教のお墓も。
ケルト十字もあります。


美味しそうなキノコもいっぱい生えている。 喪服を着た女性。


こんな素敵な森の中で眠りにつけたらどんなにいいだろう、と思わずにはいられない。


つきあたりにある教会。 ひっそり佇む「森の礼拝堂」。


すっかり長居してしまいもうお昼。
そろそろ戻ることにしました。


感動でムネいっぱい。
この森から出るのが名残惜しい。
何度も何度も振り返ってしまう。


地下鉄に乗ってストックホルム市街地まで戻りました。



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