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2005.02.11 直島



直島はベネッセコーポレーション(旧福武書店)の理事長と建築家の安藤忠雄、直島町町長が中心となって、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、「ベネッセアートサイト直島」という活動を進めてきた島。世界に誇れる自然と文化の島を目指しています。

20年前は、島の北側にある金属精錬工場の影響で汚染された海と、荒廃した自然、空き家になり朽ちていく民家が目立っていました。そこに直島文化村構想が発表され、工業排水を直接海に流さないようにし、根気よく植樹を続け、今では美しい島に甦っています。外国からの旅行者や要人も多く訪れるそうです。


花柄バスに乗って今日の宿泊先ベネッセハウスに向かう。
車窓からの景色はのどかでどこか懐かしい感じ。


丘の中に隠れるように建つベネッセハウス。


ベネッセハウスは現代アート美術館とホテルが融合した施設。設計は安藤忠雄、92年竣工。

チェックインをして客室へ向かう途中に見えたブルース・ナウマンの「100生きて死ね」に圧倒されました。早く作品を見たい!とはやる気持ちをぐっと抑え、スタッフに案内されて部屋の中へ。


窓からは美しい瀬戸内海が!


テラスでお茶しようとしたけど
強風で飛ばされそうなので断念しました。
寒いしね。
キスチョコみたいな山の向こうには
瀬戸大橋が見えます。


休憩もそこそこに館内探検。このあと、地中美術館のガイドツアーを申し込んでいたのでベネッセハウス内の作品は夕食後にゆっくり見ることにしました。


建築もアート!どこを切り取っても絵になる!


向こうにはキラキラ光る海。


さらに丘を登った所にある別館にはリフトカーで行きます。
(別館への立ち入りは宿泊者のみ)
ちょっとしたアトラクションぽくて楽しい。


そして目の前に現れた水の空間。青空を映す水鏡に吸い込まれそう。


見とれていたらツアーの時間になってしまい、地中美術館へと向かいました。


美術館に行く途中には
まだ工事中の「地中の庭」
この辺りのカーブミラーやガードレールは
グレーの「安藤忠雄色」(?)


地中美術館は昨年7月にオープンした美術館。設計は安藤忠雄。
クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、
ジェームズ・タレルの作品が永久展示されています。
(モネ以外の2人は存命のアーティスト。)


その名前のとおり、建物は開口部以外はすべて地中に埋められています。
美術館の外観によって山の稜線を崩すのを避けるためで、
「自然・建築・アートの共生」を具現したアイコン的施設になっています。
(写真はミュージアムショップで買ったポストカード)


六本木ヒルズであった「アーキラボ」にはこの地中美術館の模型が展示してあって、それを見てから今日の訪問をスゴイ楽しみにしていました。地中だからこそ可能だった「三角コート」のスリットは必見!(Casa BRUTUSで天地逆になっていたのもすごかった。見開きなのに…。)


一番感動したのはモネの部屋。雲にかくれていた太陽が顔を出したとき、鳥肌が立ってしまった。(詳しくはネタバレになるのでやめときます)この建物自体もアート作品なんだと思った。ただ見るだけじゃなくて体感できる、というか。


もうすぐ日没。
ジェームス・タレルの「オープンスカイ」ナイトプログラムを鑑賞。
切り取られた空を見上げて明と暗の間を彷徨う。


ベネッセハウスに戻り、夕食。
レストランで和食のコース。レストランといっても美術館の一画で食べてる感じ。壁にも窓の外にも作品があって、必ず視界に入ります。最初は緊張感のある建物で落ち着かなかったけど、美味しい料理とワインのおかげか、だんだん肩の力も抜けてきて居心地良くなってきました。


食後はベネッセハウス内の作品鑑賞。
もうこの時間は宿泊客しかいないので静かにゆっくり見られます。
昼間ちらっと見た「100生きて死ね」、夜はまたパワーが違う。椅子に座ってひとまわり、ふたまわりと見てしまった。あと面白かったのはうじゃーっと並んだウルトラマン人形、おしゃべりロボットも可愛かった。


部屋に戻りテラスに出てみると
瀬戸大橋のライトが点いていた。


ふとコーヒーテーブルを見ると


「直島の夜をごゆっくりお過ごしください」と書かれたカードと夜食(いなり寿司)が!!
ぎゃーうまそー!これはすぐ寝るわけにはいかないと別館にあるバーに向かいました。


夜は夜で幻想的な空間。


ラウンジバーは静かなジャズが流れるオトナな雰囲気。
いつも渋谷でバカ飲みしてる私は照れくさいながらも
カクテル「Memory of Naoshima」(赤いほう)を啜りました。
海にはカラフルなフローティングブイと船。


明日の朝は、「オープン・スカイ」のモーニングプログラムに参加するので4時には起きなきゃいけないのに、12時過ぎまでバーで過ごしてしまいました。


別館の屋上(?)に行く階段を見つけて上ってみた。
暗くてよくわからないが土があって草が生えている。
ぽっかり開いた穴に光の池。別館もほとんど地中なんだと気づく。
向こうの海に見える灯りが綺麗だった。


もういい加減 寝ないとホントにヤバイ、と部屋に戻り夜食を食べて(スゴイ美味しかった!)シャワーを浴び、ベッドに入ったのは2時近く。2時間後には起きるのかぁ…。


ロビくんに会いたいよー



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