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2005.11.23 セビーリャ



これからスペイン南部、アンダルシア地方にあるセビーリャ(セビリア)という街へ飛びます。


空港のショッピングエリアは
クリスマスの装飾でした。
この自販機カッコイイ!


利用するのはブエリング航空。
過剰サービスを一切省いてリーズナブルな料金設定の新興エアラインです。
日本のスカイマークみたいな感じ?


黄色とグレーのグラフィックがカワイイのです。

┃Vueling
http://www.vueling.com/






ドリンク・フードは欲しい人がワゴンを呼び止めて買うスタイル。
お昼を食べていなかったのでハモン・イベリコのサンドイッチをパクつきました。
でも今日の夕食は、もう何年も食べたいと思っていた料理なので2人で半分ずつ。


夕焼けを眺めながら1時間半の空の旅。


イベリア半島を南下していきます。 セビーリャのサン・パブロ空港に
着いた時にはもう真っ暗。


ここからタクシーで30分くらい走って、郊外にあるホテル「エル・ブジ ホテル アシェンダ・ベナスーサ」にチェックイン。ずっと来たかったホテルなので嬉しくて顔がにやけてしまって困りました。

アシエンダ・ベナスーサは、世界一予約の取りにくいレストラン「el Bulli(エル・ブジ or エル・ブリ)」がプロデュースすするホテルです。

┃HACIENDA BENAZUZA
http://www.elbullihotel.com/



部屋に案内され、一休みしたらいよいよ夕食!
併設のレストラン「La Alqueria」でいただきます。

ラ・アルクエリア

エル・ブジの説明を少し。
エル・ブジはバルセロナから北に160kmの所にある町ロセスにあるレストラン。 元々どこにでもあるようなリゾート地のレストランだったのを、1983年、ジュリ・ソレールが買い取り、シェフにまだ無名だったフェラン・アドリアを抜擢。その時、「君は世界一のシェフになるだろう」とフェランに言ったそうです。そして1997年ミシュラン三つ星を獲得。

エル・ブジが有名になったのはフェランが開発した奇抜な調理法にあります。
茹でたり、焼いたりはもちろん、チッ素ガス、液体ニトロ、アルギン酸、塩化カルシウム水など、化学実験に使うような薬品で食材を粉末にしてみたり、熱いゼリーを作ってみたり、泡にしてしまったり…。


エル・ブジの成功で、エスプーマ(泡状にする器具)は爆発的に料理界に広まっていったそうです。ビストロスマップでも使ってました。楽天にも!

今ではフェランは「世界の料理を変えた」とまで言われています。
ジュリ・ソレルが言ったとおりになったわけです。

エル・ブジの営業は4月〜9月の半年間。1日48席、半年で約8,000席に対して、10万件以上の予約が殺到するそうです。その年ごとに出てくる料理は変わり、営業していない半年間は翌年の料理の研究期間になります。ちなみに48席に対して従業員は50名!

┃el Bulli
http://www.elbulli.com/

ここ La Alqueria では、エルブジの過去の作品(あえて作品と書きます)を食べることができます。エルブジがオートクチュールならLa Alqueriaはプレタポルテ、て感じでしょうか。ちょっと違うか…。

店内の隅に置かれていた
テーブルウォーターのメニュー。
オリーブの玉。
名刺代わりの一品?
ここからフェランワールドへ!


テーブルウォーターのメニューはガラスの筒に入っていて、しかも氷水で冷やされていました。
五感で楽しむ演出が楽しいです。

いくつかのフィンガーフード(これも凝ってて超うまかった)の後にアミューズが数皿。その中で出されたオリーブの玉。一見普通のオリーブですが、ぷるんぷるんしています。つるんと口に運び、噛むと、液体のオリーブがぶわーっと広がります。オリーブがイクラになったような感じ?

オリーブをミキサーなどで液状にして、塩化カルシウム水の中にポトンと入れて外側に膜を作ったものです。ああこれぞフェランの作品!!感涙モノでした。


私たちはデグスタシオン・メニューだったので全部で30品近くありました。
サーブしてくれるスタッフがひとつひとつ丁寧に説明してくれます。
このスタッフたちが超イケメン揃い!
みんな DOLCE&GABBANA のモデルになれそうな人たちばかり!
こんなところでも楽しませてくれるなんて♪


覚えている作品の数々をご紹介。
(聞き取れなかったりして間違っている物・勘違いしてる物もあると思います。スミマセン。)


左から、サングリア、うずらの卵の黄身、ビートのリボン

アスパラとコンソメのゼリー(上のムースはコーヒーだったような?)、
アスパラの天ぷら、ヤギ乳のチーズとオリーブ

チーズの雲!!(ヌーベ)
口に入れるとチーズの風味だけ残って
ふっと消えてしまいます。
モッツァレラの蒸しブリオッシュ。
牡蠣とパール…に見えますが
パールは海水を例のイクラ状にしたもの。
牡蠣と一緒に口に入れると大海原の情景が!

ホットトマトとオレンジソルベ(カーソル乗せてね)、
アスパラとピンクグレープフルーツと温かいマヨネーズ、
コールフィッシュとマカロニ&ショウガのゼリー

ホタテとグレープフルーツとオイルソース、
たらのグリルとネギ?
ウサギ肉とマンゴーのペースト、マスカルポーネ、フェンネル添え

タパス(スペイン伝統のおつまみ的小皿料理)がベースになっているので、ちょこちょこ色んな物を食べられるのがホント楽しい!

でもさすがに苦しくなってきた。

最後はこれでもかというほどのプチフールの数々。

ナッツ&チョコレートアイス、黒ごまソース
チョコレートクッキーとゼリー菓子(日本のお茶菓子に出てくるアレ)。パート ド フリュイ?
ええと…なんかのアイスだったっけ?もうこの頃になると意識もモウロウ。

チョコレートスポンジとチーズ?、コーヒーが出てきてやっと終了。
20時半頃食べ始めて、24時過ぎに食べ終わりました。
つかれた。食べ疲れた。贅沢な疲れだよね…

初めての食感に驚いたり、見た目と口に入れた時のギャップを楽しんだり、今までにない体験でした。あこがれのフェランの料理を心ゆくまで堪能できて夢心地でした。
ただ、口に合わないものもいくつか…。これは食文化の違いもあるからしょうがないのかも。
あとオイル使用率高すぎ!「温かいマヨネーズ」とか「オイルスープ」とか聞いただけで胸焼けが…。

部屋に戻ってグッタリ。


明日のお天気カードとスナック。
無理!今日は無理!


明日の朝食、食べれるのかなー?



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